台林の子どもたち
写真は昭和30年代前半
子どもたちの学校は山と川だった。
夏は川。子どもたちは海よりも広いと思って毎日毎日川で遊んでいた。
僕が初めて海を見たのが小学校5年生だった。秋田市の千秋公園から
遠くに見える日本海を見たのが最初だった。海の塩水に入ったのはもっ
と遅れて大学生になってからだった。
冬は山。滑らない木製のスキーにロウソクをこりこりとこすりつけて少し
でも滑るように工夫して山に行って直滑降をしていた。裏山はどこの
スキー場よりも(もっともスキー場なんて誰も行ったことがないのだが)
素晴らしいところだったと何歳になっても思い出す。そして集まれば
踏み固めた雪の上で相撲をしたり転げ回っていた。
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